こんにちは~「ぽん」です!

今回は「がん保険は必要か?不要か?」ということについて説明していきます。

本記事の対象は以下の通りです。
・がん保険に加入している人
・がん保険に加入しようか悩んでいる人
・がん保険を解約しようとしている人


1.結論

がん保険は原則不要です。
その理由について説明していきます。

2.なぜ「がん保険」が不要なのか

がん保険が不要な理由は大きく2つあります。

理由①:50歳前後になるまでがんになる確率は低い。
国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年データによると、男性で63%、女性で47%と男女に関わらず2人に1人は、生涯で「がん」と診断されるといわれています。

また、「がん」で死亡する確率は男性で25%、女性で15%といわれています。
しかし、これらには数字のマジックが存在しています。

結論からいうと、一生涯で「がん」になる確率は約50%ではあるが、「がん」へのなりやすさは年齢によって大きくことなる。ということです。

つまり、がんのなりやすさは、年齢と共に増加していくため、50歳くらいになるまでは「がん」になる確率は低いです。50歳を超えると徐々にがんになる確率は増加していきます。

<男性>
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後
0歳 0.10% 0.30% 0.50% 1% 3% 8% 21% 41%
10歳 0.10% 0.40% 1.00% 2% 8% 21% 41%
20歳 0.30% 0.90% 2% 7% 21% 41%
30歳 0.60% 2% 7% 21% 41%
40歳 2% 7% 20% 41%
50歳 5% 19% 41%
60歳 15% 38%
70歳 29%


<女性>
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後
0歳 0.10% 0.20% 0.60% 2% 6% 11% 19% 30%
10歳 0.10% 0.50% 2% 5% 11% 19% 30%
20歳 0.40% 2% 5% 11% 19% 30%
30歳 1% 5% 11% 19% 29%
40歳 4% 9% 18% 29%
50歳 6% 15% 26%
60歳 9% 21%
70歳 14%
参考元:国立がん研究センターがん対策情報センター 累積罹患リスク


理由②:がん保険で保障さるのはお金だけ。
がん保険では、がんの入院、通院、手術などの際に給付金を頂けますが、おくまで保障されるのはお金だけという点です。

つまり、何が言いたいかというと、がん自体が治るという保証はない。ということになります。

お金だけの問題であれば、毎月高い保険料を支払わなくても、貯金ないし資産運用でお金を蓄えておけば十分であり、がん保険に加入するメリットはなくなります。

また、がんの治療や手術は高額になるケースもありますが、高額療養費制度により自己負担限度額を超えた部分については給付されますので、負担は一気に減るかと思います。

3.医療保険に加入していれば「がん保険」は不要

「がん保険」はがんに特化した保険であるため、他の怪我や病気については保障されません。
一方、医療保険であれば、がんを含めた保障となるケースもあります。

そのため、公的医療保険と必要最低減の民間医療保険に加入しておけば、別途、がん保険に加入する必要はありません。

特に、50歳前後の場合は加入の検討をしてみるにしても、10代~40代までは不要です。
若い年齢のうちから、将来のがんに備えるというのは、ただのコスト増になり、生活費を圧縮する要因にしかなり得ません。

がん保険に加入するくらいであれば、しっかり貯金をしておくとか、資産運用をして万が一という時のためにお金を蓄えておいた方が良いでしょう。

4.まとめ

・がん保険は原則不要。
・50歳前後まではがんになる確率は低い。
・がん保険で保障されるのはお金だけであり、がんの完治については保障されない。
・がんに対する費用は医療保険や貯金で十分賄える。


※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。