今回も前回に引き続き「資産運用の種類」について説明していきます。
「資産運用の種類」については今回が最後となります。
本記事の対象は以下の通りです。
・これから資産運用を始めようとしている人
・すでに資産運用をしている人
1.先物取引
先物取引は、商品の将来の値段を決めて売買する取引になります。
対象となる商品は、金、農作餅、石油など数多くあります。
また、取引には期日があるため「いつまでにこのくらい値上がりしている(値下がりしている)」という時間的な部分と価格的な分の将来予想をする必要があります。
将来の価格に加え、値上がり(値下がり)のタイミングも見極めなければならないという点でかなりハードルの高い資産運用といえるでしょう。
売り注文を入れることができたり、レバレッジを掛けることもできますが、その分リスクも大きくなります。
<メリット>
・レバレッジを掛けることができる。
・売り注文を入れることができる。
・株式と違い、価値が0になるリスクは低い。
<デメリット>
・レバレッジにより損失が大きくなる可能性がある。
・価格的な部分と時間的な部分で将来を予測しなければならない。
2.不動産
そのため、良くも悪くもレバレッジを効かせる形になるので多少のリスクを背負う形になります。
また、家賃収入目的の場合は、回収に時間が掛かる点は考慮しておく必要がります。
万が一の場合でも、土地や家屋という資産が残る分、FXに比べるとリスクは下がります。
また、自己管理は手間が掛かり、委託するにしてもコストが掛かる為、理想ほどリターンが上がらない可能性があります。
<メリット>
・金融機関からのローンにより、レバレッジを掛けれる。
・家賃収入を目的とした場合、回収に時間が掛かる。
・不動産の価値が上がり、売却益が見込める。
<デメリット>
・空室リスクがある。
・初期投資費用が大きい。
・不動産の価値が下がり、売却損となる可能性がある。
3.ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、ネット上でお金を借りたい人と貸したい人を結びつける金融サービスのことです。金利の高さが魅力的であると同時に回収リスクも大きいという側面を持ち合わせています。
また、原則途中解約することもできないので、一度投資してしまうと満期まで何もできないという点で流動性は低くなります。
ただし、運用期間が1~3ヶ月と短いものもあるので、その辺は自分の背負えるリスクを確認しておきましょう。歴史の浅い資産運用なので色々と問題点についても浮き彫りになりつつあります。
近年、融資先の事業悪化などにより貸し倒れが多発しております。ある程度担保のしっかりした融資先だったり、万が一のアフターフォローをしっかりやってくれる仲介業者でないと、大損する可能性があります。
レバレッジは無いので持っている資金以上に損することはありませんが、十分調べてから資産運用しましょう。
<メリット>
・金利が比較的高い(3~10%ほど)。
・少額(1万円ほど)から投資ができる。
・運用期間が短いものと長いものを選択できる(1ヶ月~2年)。
<デメリット>
・原則、中途解約ができないため、流動性が低い。
・融資先の経営状況により貸し倒れリスクがある。
4.まとめ
また、どの資産運用に対しても言えることですが、自分がどこまでのリスクを負えるのかのリスク管理はきちんと行いましょう!
このリスク管理を疎かにすると、どの資産運用でも損をする可能性があります。例え、元本保証の銀行預金であっても、1,000万円を超える資金についてはペイオフの対象になりません。
資産運用を行う際には、資金管理・リスク管理に十分留意して行うことをおすすめいたします。
※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。
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