こんにちは~「ぽん」です!

今回は「つみたてNISAとNISAの違い」について説明していきます。

つみたてNISAとNISAはどちらも株式投資や投資信託を行う上で税制面で大いに役立つ制度ですのでそれぞれの違い(特性)を把握し、自分にとってどちらが合っているのかを考えていきましょう!

本記事の対象は以下の通りです。
・投資初心者の人
・つみたてNISAとNISAの違いがよく分かっていない人


1.「つみたてNISA」と「NISA」の概要

つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
一方、NISAとは、少額からの投資を行うための非課税制度です。
(参考元:金融庁HP)

つまり、「つみたてNISA」と「NISA」の違いは、つみたてNISAがその名の通り、長期・積立・分散投資にを意識していることに対して、NISAは長期・積立・分散を意識していない部分にあります。

これから出てくる両者の違いにおいても、この部分の考え方が重要になってきますので頭の片隅に入れておきながら以下の内容をお読み頂ければ理解が早いかと思います。

2.「つみたてNISA」と「NISA」で共通している内容

「つみたてNISA」と「NISA」では、どちらも少額からの投資を支援するための非課税制度という共通の目的を持っているため、共通する内容もいくつかあります。
ここでは、「つみたてNISA」と「NISA」で共通する内容について見ていきましょう。

<共通する内容>
①利用できる方:日本在住の20歳以上の方(口座開設する年の1月1日現在)
②口座開設可能数:1人1口座(つみたてNISAとNISAのどちらかを選択)
③運用による売却益:非課税
④非課税枠の繰り越し:できない

「つみたてNISA」と「NISA」で1人1口座しか開設できないという点については注意が必要です。
つまり、「つみたてNISA」と「NISA」の併用はできません。どちらかで運用を始めたら、その年は選択した方で運用しなくてなりません。

ただし、翌年、つみたてNISAからNISA、NISAからつみたてNISAへの変更は可能です。しかし、つみたてNISA口座で運用していた商品をNISA口座に持っていくことや、NISA口座で運用していた商品をつみたてNISAに持っていくことはできませんのでご注意ください。

3.「つみたてNISA」と「NISA」で異なる内容

上記1.で書いた通り、「つみたてNISA」と「NISA」の違いは、長期・積立・分散を意識しているかどうかでした。そのため、「つみたてNISA」と「NISA」で異なる内容が多くありますので内容をみていきましょう。

<異なる内容>
①年間非課税額限度
つみたてNISA:40万円
NISA:120万円

②非課税運用可能期間
つみたてNISA:20年間
NISA:5年間(ロールオーバーあり)

③非課税投資枠の総額
つみたてNISA:800万円(40万円×20年間)
NISA:600万円(120万円×5年間)

④投資可能期間
つみたてNISA:2018年~2037年
NISA:2014年~2023年

⑤対象商品
つみたてNISA:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
NISA:株式、投資信託、ETF、REIT

⑥買付方法
つみたてNISA:積立のみ
NISA:一括、又は積立

まず、「つみたてNISA」と「NISA」では年間非課税枠と非課税運用期間に違いがあります。


つみたてNISAの方は、長期的な積立を目的としているので、年間非課税枠が40万円とNISAに比べて低いのですが、その分非課税運用期間は20年間とNISAに比べ、だいぶ長くなっております。

よって、非課税総額は年間非課税枠と非課税運用期間に比例するので、つみたてNISAの方が800万円と多くなっております。

つぎに、投資可能期間についてですが、つみたてNISAは非課税運用期間が20年間となっているので2018年から2037年までというのは問題ないのですが、NISAの方は、非課税運用期間が5年間にも関わらず、2014年から2023年となっております。

これは、NISAにはロールオーバーといって非課税期間(5年間)が終了したあと、再度、翌年の非課税枠に繰り越すことができます。そのため、2014年に非課税枠で運用した商品は、いったん2018年に終了するのですが、再度2019年から非課税枠で運用することができます。


ただし、ロールオーバーした分は翌年の非課税枠としてカウントされるので注意が必要です(下図参照)。

i_nisa24

引用元:金融庁HP

さいごに、「つみたてNISA」と「NISA」では投資できる対象商品や買付方法が異なります。

これは、つみたてNISAでは長期・積立・分散を目的としていたので、この3要素に合致する投資信託が対象であり、買付方法も積立のみとなります。

一方、NISAでは、長期・積立・分散投資といった部分は、目的とされていないので、株式、投資信託、ETF、REITと商品の選択肢が広く、買付方法についても一括・積立どちらも可能となっております。


4.意外と軽視されがちな「つみたてNISA」と「NISA」のポイント

「つみたてNISA」や「NISA」の非課税運用期間が終了したあと、運用していた商品がどうなるのか。

意外と軽視されがちなポイントですので、ここで補足しておきたいと思います(一応、金融庁のHPにも記載があります)。

「つみたてNISA」や「NISA」で運用していた商品が、非課税運用期間が終了すると、その時点の時価で「特定口座」や「一般口座」に振り替えられます。

つまり、下図ケース1のように非課税期間終了後に購入価格(120万円)より時価(150万円)が上がっていれば、その時の時価が新しい取得価格(150万円)となります。

よって、170万円で売却した場合、差額の20万円が課税対象となります。仮に150万円で売却した場合、課税対象は0円となります。

i_nisa25
(引用元:金融庁HP)

一方、下図ケース2のように非課税期間終了後に購入価格(120万円)より時価(100万円)が下がっていれば、その時の時価が新しい取得価格(100万円)となります。

よって、130万円で売却した場合、差額の30万円が課税対象となります。仮に120万円で売却した場合、課税対象は20万円となります。

i_nisa26
(引用元:金融庁HP)


5.「つみたてNISA」と「NISA」、結局どちらが有利なのか?

結局のところ、「つみたてNISA」と「NISA」ではどちらが有利なのかというと、投資家の投資スタイルに寄ります。


例えば、つみたてNISAに向いている人は、以下のような投資スタイルの人です。
・年間の投資額が少ない人
・長期で非課税枠を使いたい人
・長期積立投資がメインの人
・資産運用のメインが投資信託の人

一方で、NISAに向いている人は、以下のような投資スタイルの人です。
・年間の投資額が多い人
・長期での非課税枠が不要な人
・短期売買投資がメインの人
・資産運用のメインが投資信託以外の人

節税対策として、「つみたてNISA」と「NISA」でどちらが自分の投資スタイルに合っているかを加味した上で、選択して頂ければよいかと思います。

ほぼデメリットが無い節税対策であるため、投資による資産運用をしている人は積極的に活用していきましょう。

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。


スポンサードリンク