こんにちは~「ぽん」です!

今回は「資産運用としての個人向け国債」について話していきます。

本記事の対象は以下のような人です。
・お金の預け先を考えている人
・個人向け国債での資産運用を考えてる人


1.個人向け国債とは

国債とは、国が発行する債券のことです。
そして、この国債を個人でも購入できるようにしたのが「個人向け国債」となります。

個人向け国債には、「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3種類があります。

「固定3年」「固定5年」は固定金利の債権であり、購入時の金利が満期まで固定されます。
「変動10年」は変動金利の債権であり、半年ごとに金利が見直されます。
※固定・変動問わず年率0.05が下限となります(2020年1月5日現在)。

個人向け国債には、銀行や証券会社などの金融機関から購入することができます。

2.個人向け国債のメリット・デメリット

メリット①:元本割れがない。
元本と利子については国が責任を持って保証してくれる。

メリット②:最低金利保証がある。
国債は経済環境が悪化し、実勢金利が下落した場合でも年利0.05%を保証してくれます。

デメリット①:流動性が低い。
個人向け国債は最低1年間は途中解約ができません。通常、定期預金の場合、1~6ヶ月で途中解約できます。

デメリット②:途中解約時には中途換金調整額が差し引かれる。
個人向け国債を途中解約した場合、直前に受け取った2回分の利息の約80%が差し引かれます。

デメリット③:購入できる期間が決まっている。
国債は毎月発行されていますが、いつでも購入できるわけではなく、毎月募集期間が決まっており、その期間中に購入する必要があります。

3.個人向け国債のメリット?・デメリット?

個人向け国債のメリット・デメリットと言われているものの中で、「?」と思ったものをいくつかピックアップいたしました。

①金利が良い。
これはメリットとしては少し弱い気がします。
確かに、メガバンクなどの「定期預金金利」よりは高いのですが、楽天銀行やオリックス銀行などネットバンクの「定期預金金利」と比べると低いです。


例)個人向け国債の金利:0.05%
メガバンクの定期預金金利:0.01%
ネットバンクの定期預金金利:0.1~0.2%

②少額投資ができる。
これはメリットなのでしょうか?個人向け国債は最低1万円から購入できます。
この1万円を少額と見るか否かは意見が分かれそうなところではあります。
最近では投資信託を100円から購入できることを考えれば、1万円から購入できることを少額投資というのは個人的には抵抗があります。

③国が破綻した場合は価値がなくなる。
これはデメリットというより当たり前の話です。
国が破綻すれば、国債の価値はなくなります。しかし、国は銀行より破綻する可能性が低くデメリットするには少し乱暴な気がします。


4.まとめ

個人向け国債は、メリットに対しデメリットが大きいため、個人的には資産運用先としては少し弱い気がいたします。

ただ、元本が守られるという意味では、これ以上の金融商品はありません。
資産運用で利益を狙うより、とにかく元本を減らしたくないんだと投資スタイルの人には一考の余地があるかと思います。

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。

★お金を増やす前に読むべきバイブル★

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!