こんにちは~「ぽん」です!

今回は「投資信託を始める前に知っておくべきこと」について説明していきます。

「投資信託」という名前は聞いたことがあっても、イマイチ内容を理解していない人は少なくはありません。

資産運用として個別株にするか投資信託にするかは意見が分かれるところですが、投資信託のメリット・デメリットを理解した上でどちらの資産運用が合っているか判断すると良いでしょう。
本記事の対象は以下の通りです。
・投資初心者の人
・投資信託を始めようか迷っている人


1.投資信託とは

投資家からお金を集め、運用のプロが投資家の代わりに株や債券に投資をしてくれる商品です。
この商品というものが一般的に「投資信託」と呼ばれているものになります。

何にどのくらい投資するかは各投資信託によって異なります
がここは重要なポイントのでしっかり自分の購入しようとしている「投資信託」に何の銘柄がどのくらい組み込まれているのか知っておきましょう。

2.購入場所

一般的な証券会社(野村証券、大和証券など)や金融機関(銀行、郵便局など)で購入することができます。

ただし、購入や運用にかかるコストや商品の種類は、証券会社や金融機関によって異なります。

※証券会社や金融機関によっては、コストの高い投資信託を進められることもありますが、コストの安い投資信託も多数ありますので、よく自分でも調べてみてから購入をご検討ください。


3.投資信託に掛かる費用


投資信託には、表に見えている「表面コスト」と表には出てこない「隠れコスト」というものがあります。これら「表面コスト」と「隠れコスト」を合わせたコストを「実質コスト」と呼んでおります。

「表面コスト」としては、主に以下のコストがあります。
・購入時手数料(販売手数料)
・信託財産留保額
・運用管理費(信託報酬)

「隠れコスト」としては、主に以下のコストがあります。
・売買委託手数料
・有価証券取引税
・その他費用

また、「実質コスト」と「実質コスト比率」は以下の計算式で計算されます。
実質コスト=表面コスト+隠れコスト
実質コスト比率=実質コスト÷基準価格(信託報酬額÷信託報酬率)×100

各投資信託の実質コストについては、各投資信託の「運用報告書」より確認することができます。
各項目の内容については以下のようになります。※参考元:各種運用報告書

a.信託報酬・・・投資信託の運営の中で販売会社、委託会社、受託会社の業務・役割の報酬として、信託財産から差し引かれ、支払われる報酬。
a-1.投信会社・・・ファンドの運用・調査、受託会社への運用指図、基準価格の算出、目論見書等の作成等。
a-2.販売会社・・・交付運用報告書等各種書類の送付、顧客口座の管理、購入後の情報提供等。
a-3.受託会社・・・ファンドの財産の保管および管理、委託会社からの運用指図の実行等の対価。

b.売買委託手数料・・・有価証券等の売買時に取引した証券会社等に支払われる手数料。

c.有価証券取引税・・・有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金。

d.その他費用・・・上記a~c以外の費用。
d-1.保管費用・・・有価証券等を海外で保管する場合、海外の保管期間に支払われる費用。
d-2.監査費用・・・ファンドの決算時等に監査法人から監査を受けるための費用。
d-3.その他・・・信託事務の処理等に要するその他費用。


4.メリットとデメリット

<メリット>
・投資のプロが代わりに運用してくれているので、自分で銘柄分析や売買を行う必要がない。
少額の資金でも投資できる(100円からでも投資ができます)。
・お金が無くてもポイントで投資できる証券会社も増えてきている。
・投資家から多くの資金を集めるため、多くの銘柄に分散投資ができる
・日本だけでなく様々な国の株式や債券を組み入れた商品を買うことができる。


<デメリット>
信託報酬が掛かる
 ※信託報酬とは、販売会社、運用会社、信託銀行に支払う運用管理費用のようなもの。
・投資のプロでも損することがある。つまり、元本割れする可能性がある
・投資信託に海外の株式や債券が組み込まれている場合、為替影響を受ける。
・個別株のようなタイムリーな売買はできない。そのため、現金化までに時間が掛かります。


5.まとめ

今回の内容は基礎的な部分のみになりますが、どれも重要なポイントです。
投資信託を購入する際には、メリット・デメリットを理解した上で購入しましょう。よく分からないで購入するのは危険です。


また各証券会社・各金融機関によって購入に掛かる費用も異なりますので、よく吟味する必要があります。

投資信託を上手く利用できれば、将来の資産形成に大いに役立ちます。
最近は低コストの投資信託も多くなってきています。

商品数が多く悩む部分もありますが、選択肢の幅が広がっているという意味ではプラスに捉えるべきでしょう。株式投資に比べ、少額で投資ができたり、手間が掛からないというメリットも非常に魅力的です。

特に本業が別にある方は、専業トレーダーとは違い投資に掛けれる時間も限られていますので、情報収集する時間や商品を検討する時間にも限りがあります。

なるべく手間の掛からない投資信託を資産運用として選ぶというのは、それなりに有効な資産運用と言えるでしょう。

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。