こんにちは~「ぽん」です!

今回は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」について説明していきます。

本記事の対象は以下の通りです。
・投資初心者
・投資信託に興味のある人


1.おすすめポイント

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、おすすめできる投資信託の一つです。

おすすめできる理由は以下の5つです。
理由①:ベンチマークがMSCIコクサイである。
MSCIコクサイは長期に渡り十分なリターンを維持してきている。S&P500より構成銘柄が約1,300と多く、米国以外の先進国に対しても分散投資が効いている。

理由②:信託報酬が0.10989%と安い。
個人的には信託報酬0.30%以下というのを一つの目安としております。信託報酬が0.10989%であれば十分低水準といえます。

理由③:日本円による少額買付ができ、ドル転の手間が掛からない。
100円から購入することができる。MSCIコクサイをベンチマークにした米国ETFを直接購入する場合、ドル転しなくてはならない。

理由④:分配金に税金が掛からない状態で再投資できる。
分配金を現金支給されると、その額に対して税金が掛かるが、再投資型を選択すると分配金をそのまま再投資できる。

理由➄:純資産額が約733億円と十分な水準である。
純資産額10億円以下の場合は償却リスクがあるが、この水準であれば問題ない。

2.商品の概要

eMAXIS Slim先進国株式インデックスとは、MSCIコクサイをベンチマークとしたインデックスファンドです。

MSCIコクサイをベンチマークとする投資信託の中では最安値の信託報酬となっております。

ただ、MSCIコクサイをベンチマークとする投資信託は数多くあり、どの投資信託にするか迷うところもありますが、同じベンチマークであれば、信託報酬の安い投資信託を選ぶべきです。

また、同じMSCIコクサイをベンチマークに持つ、ニッセイ外国株式インデックスファンドも信託報酬が安いので、こちらでも構いません。

<商品の概要(2019年11月29日時点)>
ベンチマーク:MSCIコクサイ
委託会社:三菱UFI国際投信
買付手数料:無料(ノーロード)
信託報酬:0.10989%
純資産額:68,680百万円
設定日:2017年2月27日

SBI証券や楽天証券で購入することができます。
楽天証券で購入する場合、楽天ポイントが使用できたり、クレジット積立投資が可能です。

3.構成銘柄(2019年11月29日時点)

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの構成銘柄は以下の通りとなります。


<構成銘柄上位>
アップル:2.9%
マイクロソフト:2.6%
アマゾン:1.8%
フェイスブック:1.1%
JPモルガン・チェース:1.0%
アルファベット(クラスC):1.0%
アルファベット(クラスA):0.9%
ジョンソン・エンド・ジョンソン:0.9%
ビザ:0.8%
ネスレ:0.7%

構成銘柄はS&P500と似たような構成になっています。MSCIコクサイに限らず、米国の有名ETFは概ね似たような構成銘柄になることが多いです。

ただ、eMAXIS Slim先進国株式インデックスはその名の通り、先進国株式なので、S&P500をベンチマークとしている投資信託とは違い、米国一点集中ではないので国の分散が効いています。


<組入上位国>
アメリカ:65.5%
イギリス:5.5%
フランス:3.8%
カナダ:3.5%
スイス:3.2%
ドイツ:3.0%
オーストラリア:2.4%
オランダ:1.3%
香港:1.1%
スペイン:1.0%

米国の組入が65.5%なので、米国以外の国に34.5%投資されていることであり、十分な分散が効いていると言えるでしょう。

一方で、過半数以上が米国であるということは、米国経済による影響が大きいということでもあります。

であれば米国一点集中でも良いと考える人もいるかと思います。この辺は好みの問題になります。

一点集中のリスクを許容した上で米国一点集中を選ぶのであれば、S&P500をベンチマークにした投資信託を選んだ方が良いでしょう。

一方で、米国一点集中をリスクが高いと思うのであればMSCIコクサイをベンチマークにした投資信託を選んだ方が良いでしょう。

4.リターン(2019年11月29日時点)

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは設定されて2年ほどであるため、まだ十分なデータ量とは言えませんが、それでも設定来のリターンとしては、29.50%と好調です。

1年トータルリターン:12.10%
3年トータルリターン:-%
5年トータルリターン:-%

5.まとめ

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、投資初心者にも勧めれる優良な投資信託の一つです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、MSCIコクサイをベンチマークとした投資信託ではトップレベルの信託報酬の安さです。

S&P500をベンチマークにした投資信託のように、米国一点集中にリスクを感じるようであれば、投資初心者はこちらの投資信託を選ぶべきでしょう

ただし、いくら優良な投資信託だからといって一気に資金を投入することはせず、購入時期の分散はしましょう。

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。

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