こんにちは~「ぽん」です!

今回は「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」について話していきます。

本記事の対象は以下の通りです。
・投資初心者
・投資信託に興味のある人


1.おすすめポイント

正直、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスについては、おすすめの投資信託に入れるかどうか迷っておりました。

私個人としては、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスに投資しているものの、構成銘柄がハイテク中心に偏っていることと、信託報酬が安くはないので、万人受けする投資信託ではないかな~と思っておりました。

ただ、2019年度のリターンが良かったことに加え、今後の5GやAIが拡散する世の中では、暫くハイテク株中心でも問題ないかなと思い、今回記事にいたしました。

おすすめできる理由は以下の4つです。
理由①:ベンチマークがNASDAQ100である。
NASDAQ100のリターンは優秀であり、特に過去5年においてはS&P500(VOO)が年利11.66%であるのに対し、NASDAQ100(QQQ)の年利は16.62%と大きくアウトパフォームしている。

理由②:日本円による少額買付ができ、ドル転の手間が掛からない。
100円から購入することができる。QQQなどのNASDAQ100をベンチマークにした米国ETFを直接購入する場合、ドル転しなくてはならない。

理由③:分配金に税金が掛からない状態で再投資できる。
分配金を現金支給されると、その額に対して税金が掛かるが、再投資型を選択すると分配金をそのまま再投資できる。

理由④:純資産額が約141億円と十分な水準である。
純資産額10億円以下の場合は償却リスクがあるが、この水準であれば問題ない。

2.商品の概要

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスとは、NASDAQ100をベンチマークとしたインデックスファンドです。

NASDAQ100をベンチマークとする投資信託は、現状、この商品のみである。
※別途、このiFreeNEXT NASDAQ100にレバレッジを掛けた投資信託が存在します。

この投資信託はパフォーマンスに優れ、将来性もあるのですが唯一のネックは信託報酬の高さです。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの信託報酬は0.495%と高めです。

近年、S&P500をベンチマークにした投資信託の信託報酬が0.10%前後であることを考えると割高です。今後もS&P500を上回る成績を出せなければ、コストがトータルリターンを下げる足かせとなります。

<商品の概要(2019年11月30日時点)>
ベンチマーク:NASDAQ100
委託会社:大和信託
買付手数料:無料(ノーロード)
信託報酬:0.485%
純資産額:1,413百万円
設定日:2018年8月31日

SBI証券や楽天証券で購入することができます。
楽天証券で購入する場合、楽天ポイントが使用できたり、クレジット積立投資が可能です。

3.構成銘柄(2019年11月30日時点)

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの構成銘柄の大半(95.3%)は米国ETFのQQQになります。そしてQQQの構成銘柄は以下の通りとなります。


<構成銘柄上位>
アップル:11.6%
マイクロソフト:10.7%
アマゾン:8.1%
フェイスブック:4.4%
アルファベット(クラスC):4.1%
アルファベット(クラスA):4.1%
インテル:3.0%
コムキャスト:2.3%
シスコ・システムズ:2.3%
ペプシコ:2.2%

S&P500と比べるとハイテク中心であることがよく分かります。
また全体に対する上位3社の比率は高く、アップル・マイクロソフト・アマゾンで約30%を占めています。

分散としては、S&P500(約500銘柄)と比べると約100銘柄と少なく感じます。

4.リターン(2019年12月31日時点)

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは設定されて2年ほどであるため、まだ十分なデータ量とは言えませんが、それでも設定来のリターンとしては、13.70%と好調です。

参考までにQQQの過去のリターンは以下のようになっています。
1年トータルリターン:38.96%
3年トータルリターン:22.55%
5年トータルリターン:16.62%

5.まとめ

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、万人にも勧めれる投資信託ではないが、将来のハイテク株の成長性に賭けるので大きなリターンを狙える投資信託の一つです。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは信託報酬(0.495%)が高いことがネックなので、高コストな投資信託を嫌う人にとってはおすすめの投資信託とはいえません。

自身の投資方針と相談しながら投資するかどうかを決めましょう!

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。

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