こんにちは~「ぽん」です!
今回は「簿記資格の種類と特徴」について話していきます。
本記事の対象は以下の通りです。
・簿記検定を受けようとしている人
・簿記資格に興味のある人
最近、何か資格でも取ろうかと思って色々と調べていたのですが、いつの間にか簿記の資格がものすごく増えていることに気付きました。
私が簿記の資格取得を目指していた時は、以下の3種類が主流でした。
①簿記検定 1~4級(日本商工会議所)※4級は現初級。
②簿記能力検定 上級~4級(全国経理学校協会)
③簿記実務検定 1~3級(全国商業高等学校協会)
あとは、同じ簿記系でも少々毛色が異なりますが「建設業経理検定」というのがありました。
それが今では、①簿記検定(日本商工会議所)に「原価計算初級」なんてものができていたり、農業簿記検定(日本ビジネス技能検定協会)なるものがあったりします。
あまり多くの簿記資格が増えすぎると簿記初学者はどれを勉強して良いのか悩んでしまうでしょう。
簿記初学者が判断に迷わないように各簿記資格の特徴とおすすめ度(★1~★5)をご紹介していきたいと思います。
世間のほとんどの人がイメージしている簿記検定とはこの資格を指しているといっても良いでしょう。
そのくらい簿記資格の中でも知名度が頭一つ抜きん出ています。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1級(合格率8~10%)
2級(合格率15~25%)
3級(合格率40~50%)
初級(合格率50~60%)
原価計算初級(合格率90%)
当然ながら1級が一番難しく、合格すると税理士の受験資格が与えられます。
範囲も商業簿記、工業簿記、会計学、原価計算と多岐に渡り、幅広い知識が必要となります。
1級取得者は、経理の現場でも希少価値が高いので一目置かれることは間違いないでしょう(2級クラスだと結構多くいます)。
就職活動および転職活動では知名度は武器となります。
知名度の高い簿記検定は、簿記資格の取得する際の第一候補になります。
転職時では実務経験の方が重宝される傾向があるので、新卒時の方が有利に働くことが多いでしょう。
新卒時・転職時ともに2級以上の場合はアピールになりますが、3級以下ではアピールにならないことが多いので2級以上を目指しましょう。
【おすすめ度】
(1級)
取得価値:★★★★
新卒価値:★★★★★
転職価値:★★★★
(2級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(3級)
取得価値:★★
新卒価値:★★
転職価値:★
(初級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
この簿記能力検定(全国経理学校協会)になると、検定について知っている人と知らない人が分かれます。
世間的な知名度で言えば、多くの人は知りません。
簿記系専門学校の学生や税理士や会計士を目指している学生など簿記に馴染みのある人は知っている人が多いといった印象です。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
上級(合格率15~20%)
1級(合格率40~50%)
2級(合格率50~60%)
3級(合格率70~80%)
4級(合格率70~80%)
上級の合格者には、簿記検定(日本商工会議所)同様、税理士の受験資格が与えられます。
正直なところ、知名度が無いので、就職活動においてはあまり有利になることが少ないです。
ただ、企業の面接官の中に資格の価値を知っている人がいれば、有利に働くことがあるでしょう。
就職活動で役立てるためには最低1級以上の取得が必要となるでしょう。
【おすすめ度】
(上級)
取得価値:★★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(1級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★
転職価値:★★
(2級)
取得価値:★★
新卒価値:★
転職価値:★
(3級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
ただ単に簿記ができるだけでなく、勘定科目や損益計算書の項目など英語で読み解く能力が必要になります。
企業のグローバル化が進むにつれて需要が高まっていくでしょう。
USCPA(米国公認会計士)を目指す場合には、腕試しとして受けてみても良いでしょう。
この資格を取得することにより、簿記+英語力を客観的に証明できるので、今後、増々需要が伸びてきそうなものですが、意外と知名度はまだ低いです。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1000点満点のうち、何点取れたかにより該当する称号が与えられる。
コントローラー(880~1000点)
アカウンティングマネジャー(700~879点)
アカウンタント(320~699点)
ブックキーパー(200~319点)
※200点未満は点数のみの認定となる。
コントローラー、又はアカウンティングマネジャーのレベル知識があれば、実務でも役立つことが多いです。
特に最近はUSGAAPやIFRSなど英文で勘定科目を読み取らなければならないことも多いので、取っておいて損はないでしょう。
ただし、知名度はイマイチなので新卒時や転職時でのパフォーマンスにおいては、簿記検定(日本商工会議所)には到底及ばないでしょう。
経理職の中でも持っている人は少ないので希少価値はあるが、就職や転職のために取得するにはコスパは落ちるかもしれません。
【おすすめ度】
(コントローラー)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(アカウンティングマネジャー)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(アカウンタント)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(ブックキーパー)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
今回は「簿記資格の種類と特徴」について話していきます。
本記事の対象は以下の通りです。
・簿記検定を受けようとしている人
・簿記資格に興味のある人
最近、何か資格でも取ろうかと思って色々と調べていたのですが、いつの間にか簿記の資格がものすごく増えていることに気付きました。
私が簿記の資格取得を目指していた時は、以下の3種類が主流でした。
①簿記検定 1~4級(日本商工会議所)※4級は現初級。
②簿記能力検定 上級~4級(全国経理学校協会)
③簿記実務検定 1~3級(全国商業高等学校協会)
あとは、同じ簿記系でも少々毛色が異なりますが「建設業経理検定」というのがありました。
それが今では、①簿記検定(日本商工会議所)に「原価計算初級」なんてものができていたり、農業簿記検定(日本ビジネス技能検定協会)なるものがあったりします。
あまり多くの簿記資格が増えすぎると簿記初学者はどれを勉強して良いのか悩んでしまうでしょう。
簿記初学者が判断に迷わないように各簿記資格の特徴とおすすめ度(★1~★5)をご紹介していきたいと思います。
1.簿記検定(日本商工会議所)
恐らく日本で一番有名な簿記資格ではないかと思います。世間のほとんどの人がイメージしている簿記検定とはこの資格を指しているといっても良いでしょう。
そのくらい簿記資格の中でも知名度が頭一つ抜きん出ています。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1級(合格率8~10%)
2級(合格率15~25%)
3級(合格率40~50%)
初級(合格率50~60%)
原価計算初級(合格率90%)
当然ながら1級が一番難しく、合格すると税理士の受験資格が与えられます。
範囲も商業簿記、工業簿記、会計学、原価計算と多岐に渡り、幅広い知識が必要となります。
1級取得者は、経理の現場でも希少価値が高いので一目置かれることは間違いないでしょう(2級クラスだと結構多くいます)。
就職活動および転職活動では知名度は武器となります。
知名度の高い簿記検定は、簿記資格の取得する際の第一候補になります。
転職時では実務経験の方が重宝される傾向があるので、新卒時の方が有利に働くことが多いでしょう。
新卒時・転職時ともに2級以上の場合はアピールになりますが、3級以下ではアピールにならないことが多いので2級以上を目指しましょう。
【おすすめ度】
(1級)
取得価値:★★★★
新卒価値:★★★★★
転職価値:★★★★
(2級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(3級)
取得価値:★★
新卒価値:★★
転職価値:★
(初級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(原価計算初級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
2.簿記能力検定(全国経理学校協会)
簿記資格としての知名度は、簿記検定(日本商工会議所)には及びませんが簿記資格の中では2番目に有名な簿記資格となります。この簿記能力検定(全国経理学校協会)になると、検定について知っている人と知らない人が分かれます。
世間的な知名度で言えば、多くの人は知りません。
簿記系専門学校の学生や税理士や会計士を目指している学生など簿記に馴染みのある人は知っている人が多いといった印象です。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
上級(合格率15~20%)
1級(合格率40~50%)
2級(合格率50~60%)
3級(合格率70~80%)
4級(合格率70~80%)
上級の合格者には、簿記検定(日本商工会議所)同様、税理士の受験資格が与えられます。
正直なところ、知名度が無いので、就職活動においてはあまり有利になることが少ないです。
ただ、企業の面接官の中に資格の価値を知っている人がいれば、有利に働くことがあるでしょう。
就職活動で役立てるためには最低1級以上の取得が必要となるでしょう。
【おすすめ度】
(上級)
取得価値:★★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(1級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★
転職価値:★★
(2級)
取得価値:★★
新卒価値:★
転職価値:★
(3級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(4級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
3.簿記実務検定(全国商業高等学校協会)
上記2つの簿記資格に対し、知名度の低さは否めません。
商業高校の学生以外で、この資格の存在を知るものはほぼいないでしょう。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1級(合格率50~60%)
2級(合格率30~40%)
3級(合格率40~50%)
正直、1級を取得したとしても就職活動等で役立つ可能性は少ないです。
自己啓発のための取得であれば簿記の勉強にはなります。
実施している協会の通り、元々商業高校向けの資格になります。そのため、社会人による受験者は少ないです。
同じ簿記資格を取得するのであれば上記2つの簿記資格の方がおすすめになります。
【おすすめ度】
(1級)
取得価値:★★
新卒価値:★★
転職価値:★★
(2級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(3級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
4.BATIC検定試験(東京商工会議所)
BATIC検定試験は英文簿記の資格になります。ただ単に簿記ができるだけでなく、勘定科目や損益計算書の項目など英語で読み解く能力が必要になります。
企業のグローバル化が進むにつれて需要が高まっていくでしょう。
USCPA(米国公認会計士)を目指す場合には、腕試しとして受けてみても良いでしょう。
この資格を取得することにより、簿記+英語力を客観的に証明できるので、今後、増々需要が伸びてきそうなものですが、意外と知名度はまだ低いです。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1000点満点のうち、何点取れたかにより該当する称号が与えられる。
コントローラー(880~1000点)
アカウンティングマネジャー(700~879点)
アカウンタント(320~699点)
ブックキーパー(200~319点)
※200点未満は点数のみの認定となる。
コントローラー、又はアカウンティングマネジャーのレベル知識があれば、実務でも役立つことが多いです。
特に最近はUSGAAPやIFRSなど英文で勘定科目を読み取らなければならないことも多いので、取っておいて損はないでしょう。
ただし、知名度はイマイチなので新卒時や転職時でのパフォーマンスにおいては、簿記検定(日本商工会議所)には到底及ばないでしょう。
経理職の中でも持っている人は少ないので希少価値はあるが、就職や転職のために取得するにはコスパは落ちるかもしれません。
【おすすめ度】
(コントローラー)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(アカウンティングマネジャー)
取得価値:★★★
新卒価値:★★★
転職価値:★★★
(アカウンタント)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(ブックキーパー)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
5.建設業経理検定(建設業振興基金)
簿記資格の中でも、その名の通り建設業に特化した資格になります。
そのため、一般的には知名度も低く、簿記としても独特の勘定科目などが出てきます。
しかしながら、建設業では名の通った簿記資格であり、2級以上の取得者がいると公共工事受注の際、ポイントが加算されるので建設業では重宝されます。
なので、建設業に就職を希望している人は迷わず取得をすると良いかと思います。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1級(合格率30~40%)
2級(合格率30~40%)
3級(合格率60~70%)
4級(合格率70~80%)
建設業への就職活動を志すにしても、役立つのは2級以上なので、それ以下の級では有利に働きません。
そのため、いきなり2級を目指して勉強を進めていくのが良いでしょう。
また、建設業では役立ちますが、一般企業への就職を考える場合には、簿記検定(日本商工会議所)の方が知名度も評価も上ですので、自分がどの業界を目指すかで取得価値が変わってきます。
ただし、1級レベルになると財務分析など単なる簿記に範囲が留まらないので、自己啓発としては大いに役立つかと思います。
【おすすめ度】
(1級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★~★★★★
転職価値:★★~★★★★
(2級)
取得価値:★★
新卒価値:★★~★★★
転職価値:★★~★★★
(3級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(4級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
以上、5種類の簿記資格について、ご紹介してきました。
この他にもまだ簿記資格はあるのですが、役立つ簿記資格としては概ね網羅されているかと思います。
自分に必要な簿記資格を見極め、資格取得を目指していきましょう。
※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。
そのため、一般的には知名度も低く、簿記としても独特の勘定科目などが出てきます。
しかしながら、建設業では名の通った簿記資格であり、2級以上の取得者がいると公共工事受注の際、ポイントが加算されるので建設業では重宝されます。
なので、建設業に就職を希望している人は迷わず取得をすると良いかと思います。
資格のレベルは、以下の通りとなります。
1級(合格率30~40%)
2級(合格率30~40%)
3級(合格率60~70%)
4級(合格率70~80%)
建設業への就職活動を志すにしても、役立つのは2級以上なので、それ以下の級では有利に働きません。
そのため、いきなり2級を目指して勉強を進めていくのが良いでしょう。
また、建設業では役立ちますが、一般企業への就職を考える場合には、簿記検定(日本商工会議所)の方が知名度も評価も上ですので、自分がどの業界を目指すかで取得価値が変わってきます。
ただし、1級レベルになると財務分析など単なる簿記に範囲が留まらないので、自己啓発としては大いに役立つかと思います。
【おすすめ度】
(1級)
取得価値:★★★
新卒価値:★★~★★★★
転職価値:★★~★★★★
(2級)
取得価値:★★
新卒価値:★★~★★★
転職価値:★★~★★★
(3級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
(4級)
取得価値:★
新卒価値:★
転職価値:★
以上、5種類の簿記資格について、ご紹介してきました。
この他にもまだ簿記資格はあるのですが、役立つ簿記資格としては概ね網羅されているかと思います。
自分に必要な簿記資格を見極め、資格取得を目指していきましょう。
※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。
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