こんにちは~「ぽん」です!

今回は「投資信託の3つの売却タイミング」について話していきます。

本記事の対象は以下の通りです。
・投資初心者
・投資信託の売却のタイミングが分からない人


1.売却のタイミングを考える

これから資産運用を始めようとしている人の中で、運用手段の一つとして投資信託を選ぶ人も多いでしょう。

投資信託は、運用自体を自分ですることがないので、投資初心者が初めに選択するには、もってこいの資産運用となります。

投資信託を始めた経緯については、人それぞれ違うと思いますが、買うときは、とりあえず少額だけ買ってみるかという人が多いと思います。

しかし、その買った投資信託について、いつ売るか売る時期についてまで意識されている方は少ないのではないでしょうか?

これから投資信託を買って資産運用をしていこうという人が、もう売ることを考えるってのは何かおかしい気がしますしね。

でも、それって全然おかしなことではないのです。

むしろ、投資信託に限らず、投資は買う前からどのタイミングで売るべきかをはっきり決めておいた方が良いでしょう。

基本的に、買うタイミングについては、ドルコスト平均法により積み立てていくので難しく考える必要が無いのですが、売るタイミングについては、いつ売れば良いのか悩まれることが多いと思います。

ですので、これから投資信託を買おうとしている人、投資信託を買って間もない人は、「買った投資信託をいつ売るか」考えてみてください。

ただ、いきなり売る時期を決めてくださいと言われても困るかと思いますので、投資信託をいつ売ればよいのか、売るべきタイミングを3パターンほど、ご紹介したいと思います。

2.基準価額が自分の想定と大きく乖離があるとき(リバランス含む)

1つ目は、投資信託の基準価額が自分の想定以上に大きく下がった場合です。

この場合は注意が必要です。

自分が上がると予想したにも関わらず、逆行して下がっていった場合、自分の想定が甘かった可能性が高いです。

その場合は、早めに損切りしないとズルズルと損失を拡大させる可能性があります。

基準価格が自分の意と反した方向にいった場合には思い切って損切りした方が良いでしょう。

ただ、投資信託は、株式投資とは違い変動が緩やかですので、一時的に下がっても、その後、想定通り上がる可能性もあるでしょう。

なので、自分で前もって、いついつまでには、このくらいになるはずだという仮定を立てて、その決めた期日までに成果が出ない場合には、投資信託(商品)の見直しも検討すべきでしょう。

では、投資信託の基準価額が想定以上に大きく上がった場合はどうでしょうか?

一見、想定よりも利益が出ているので良さそうな気がしますが、この場合も注意が必要です。

自分の想定よりも上がっていることに対して、要因分析がきちんとできて、自分の想定が間違っていたと予想の修正を掛けれるのであれば良いのですが、よく分からないけど、上がっているという場合ですと、一時的に上がっただけで、その後急落する可能性があります。

もちろん、この時の急落を防ぐという意味もありますが、ラッキーで上がった時の利益を取りこぼさないためにも利確しておいた方が良いです。

また下がってきたら、そこからまた買い直せば良いだけです。

また、このパターン1は、リバランスするときも含みます。

例えば、運用資産の比率を投資信託80%、債権20%と設定した場合、1年後に投資信託の基準価額が上がり、運用資産の比率が投資信託90%、債権10%になっていたとします。

この場合、当初80%くらいまでと想定していた投資信託の額が目標値を大きく上回ったことになるので、80%の比率に戻るよう投資信託を売るべきでしょう。


3.パターン②目標としている金額に達したとき

2つ目は、目標としている金額に達したときです。

例えば、投資信託を100万円分買って、目標額を10倍の1,000万円とします。この場合、実際に1,000万円をた達成出来たら、投資信託を売るべきでしょう。

こういったケースの場合、大抵欲を出して、いつまでも利確せずに持っていたら、暴落で利益が減ってしまったというケースが私の周りでもほんと多いです。

当初予定していたよりも、利益が膨れ上がってくると、もっと上がるのではないかと、どんどん欲が出てくるのでしょう。

ただ、私の経験則では、このケースはその後利益を減らす場合が多いので素直に利確しましょう。

人間欲を出すと良いことがないです。

目標としていた利益が達成出来たら、スパッと切っていく思い切りが必要です。

一方、目標額に達しなかった場合は、パターン1に該当し、想定より上がらなかったとして、やはり売るべきでしょう。


4.パターン③純資産額が小さいままであるとき(小さくなったとき)

3つ目は、投資信託(商品)の純資産額が下がり過ぎたときです。

投資信託では投資家から集めたお金を基に投資のプロが運用し、資産を増やしていきます。

まだ設定して間もない投資信託の純資産額が小さい分には構わないのですが、投資信託が設定されてから2年以上経っても純資産額が増えない投資信託(商品)には注意が必要です。

純資産額が下がっていく理由としては、運用が思うようにいかなかったり、投資家が離れて行くということが考えられます。

当然、純資産額が減ると運用資金が小さくなるので、思うような運用できなくなったりします。

純資産額が小さい場合には、最悪、投資信託(商品)の解散ということもあり得ます。

投資のプロもある程度まとまった資産があって運用できるので、運用できる資金自体が減ってしまったら、運用していけないのでしょう。

また、運用が上手くいっているにも関わらず、純資産額が下がっていく投資信託もあります。

この場合は、更に魅力的な投資信託(商品)にお金が流れていってしまっている可能性があります。

この場合でも、結果として運用額が減り、投資信託(商品)解散という可能性もありますので気を付けておきましょう。

以上、投資信託を売るべきタイミング3パターンについて、ご紹介してきました。

パターン①基準価額が自分の想定と大きく乖離があるとき(リバランス含む)
パターン②目標としている金額に達したとき
パターン③純資産額が小さいままであるとき(小さくなったとき)

投資初心者の場合は、上記の3パターン売るべきタイミングを抑えて頂ければよいかと思います。

※本記事の内容につきましては、個人調べによるものであり、正確性を確保するものではありません。
本記事によって生じる損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので、ご承知のほど、よろしくお願いいたします。