こんにちは~「ぽん」です!

今回は「企業業績は悪化している」という件について話していきます。

本記事の対象は以下の通りです。
・株式投資をしている人


1.地域経済報告(さくらレポート)

日本銀行の地域経済報告(さくらレポート)によると、9つの地域全てで景気判断の引き下げを公表しました。

以下、地域経済報告(さくらレポート)からの抜粋になります。

∇各地域の景気の総括判断と前回との比較
【20/1月判断】前回との比較【20/4月判断】
北海道緩やかに拡大している右下がり新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、下押し圧力の強い状態にある
東北弱めの動きが広がっているものの、緩やかな回復を続けている右下がり新型コロナウイルス感染症の影響などから、このところ弱い動きとなっている
北陸引き続き拡大基調にあるが、その速度は一段と緩やかになっている右下がり新型コロナウイルス感染症の影響などから、弱めの動きとなっている
関東甲信越海外経済の減速や自然災害などの影響がみられるものの、基調としては緩やかに拡大している右下がり新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、このところ弱い動きとなっている
東海緩やかに拡大している右下がり新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、下押し圧力の強い状態にある
近畿一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかな拡大を続けている右下がり新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、弱い動きとなっている
中国幾分ペースを鈍化させつつも、基調としては緩やかに拡大している右下がり新型コロナウイルス感染症などの影響から、このところ弱い動きとなっている
四国一部に弱めの動きがみられるものの、回復している右下がり新型コロナウイルス感染症の影響から、このところ弱めの動きとなっている
九州・沖縄緩やかに拡大している右下がり新型コロナウイルス感染症などの影響から個人消費や輸出・生産を中心にこのところ弱い動きとなっている
参考元:日本銀行HP(https://www.boj.or.jp/research/brp/rer/rer200409.htm/

2.日経平均株価は堅調な値動き

上記の表をみると、どの地域でも新型コロナウィルス感染拡大の影響で景気が悪化していることが分かるかと思います。

いくつかの上場企業では、既に決算数値を報告しているところもありますが、多くの企業は業績悪化もしくは今期の数値を下方修正しております。

そんな中、4月9日の日経平均株価が前月比▲7円の19,345円で取引を終えました。

上値こそ重いものの、企業の業績に対して思ったほど下がっていないなという印象です。

3.日経平均株価は下がる?

今の日経平均株価が上がっていても、①新型コロナウィルス感染拡大、②企業業績、③減産協議の3つの課題が解決できない限り、株価が安定する可能性は低いです。

この3課題のうち、1つでも解決できれば多少安定する可能性はありますが、現状どの課題も解決されていないため、買い時からは程遠いです。

いくら株価が上がっているとはいえ、この状況で飛びつくのは危険です。

こういう時こそ、慎重に取引をする必要があります。

4.まとめ

・日銀は地域経済報告(さくらレポート)で全ての地域の景気判断を引き下げたことを公表した。
・企業業績に対して日経平均株価は依然堅調な値動き。
・①新型コロナウィルス感染拡大、②企業業績、③減産協議の3つの課題が解決できない限り、株価が安定する可能性は低い。


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